国士舘大学・駒澤大学・東海大学・神奈川大学 etc.
物価高騰が続くなど家計に厳しい状況のいま、注目したいのが成績優秀な受験生を優遇する入試連動型の奨学金制度。
本稿では首都圏の有名私立大学で最長4年間の奨学金が給付されるチャンスがある代表的な入試制度をご紹介したい。
SINRO! 編集長 河村卓朗
年内の入試で大規模な奨学金を給付するものといえば、90年以上にわたって実施されている神奈川大学の給費生試験が有名だ。この入試では、4年間で最大920万円の奨学金が返済不要で給付される。ほかにもこの数年、同様の奨学金入試を年内に実施する大学が急増している。
2025年度入試から実施されている帝京大学の奨学特待生選抜や、2026年度入試で新設された関東学院大学の給費生選抜、明星大学のスカラシップ選抜などがこれに該当する。神奈川大学と同様、最大で4年間にわたり返済不要の奨学金が給付されるため、金銭面に不安を抱える受験生にとって価値の高い入試が増えたといえる。
次に、一般選抜や奨学金試験などの成績上位者に最長で4年間にわたって奨学金を給付する首都圏私大の入試事例についてふれてみたい。
●国士舘大学「成績優秀奨学生制度」
成績上位者50名(総得点80%以上)の入学金や4年間の授業料等を免除する。デリバリー選抜、大学入学共通テスト利用選抜Ⅰ期が対象となる。
●駒澤大学「新人の英知(一般選抜特待生)奨学金」
一般選抜T方式(グローバル・メディア・スタディーズ学部はS方式)において極めて優秀な成績で合格した者(採用予定数64名)に授業料相当額を給付。成績により最長4年間継続可。
●玉川大学「給付型奨学金入学試験」
成績に応じて最大4年間の授業料の全額、半額、1/3相当額を給付。
●東海大学「特待生奨学金 ゼントク」
全学部統一選抜(前期)に合格した成績優秀者の中から採用。
入学金と4年間の授業料を原則全額免除する「学費免除タイプ」と入学手続時の授業料から20万円減免する「入学奨励タイプ」の2種類。
●東京都市大学「特待生制度(一般選抜前期)」
各学部の成績上位者対象。4年間の授業料が免除される(入学金などを除く)。2025年度入試では全学部で計52名が採用された。
●関東学院大学「スカラシップ制度」
大学入学共通テスト利用選抜後期5科目スカラシップ型の合格者全員が対象。初年度は入学金と年間授業料を全額免除。最長4年次まで継続可能。
このほかにも、「成城大学 澤柳奨学金(特待生制度)」、「専修大学 スカラシップ入学試験」、「大正大学 奨学生チャレンジ入試」、「大東文化大学 桐門の翼奨学金試験」、「東京経済大学 特待生制度」、「東京工科大学 奨学生入試」なども合格すると最長で4年間、奨学金の給付が受けられる。
金銭面に不安を抱える優秀な受験生にこそ、ぜひこれらの情報を知ってもらいたい。