志願者増で一般選抜難化が進む関東学院大学の合格を勝ち取る方法とは?
2026年度入試では、総志願者数が前年比115%となり、入学者数も3000名を突破した関東学院大学。背景には、受験市場そのものの変化があるという。
上位大学の合格者絞り込みが進むなか、総合型選抜や給費生選抜にも注目が集まり、受験対策も大きく変わり始めている。
2026年度入試の総括とともに、2027年度入試の新たな取り組みについて、アドミッションズセンター長の奈良堂史准教授に聞いた。
聞き手・構成 河村卓朗(SINRO!編集長)
2026年度は、受験市場全体の変化を強く感じた1年だったと思います。本学の前年度入試の総括としては、総合型選抜の志願者が前年比約120%、一般選抜でもB日程や後期日程の志願者が増加し、全体としては前年比115%の1万5921名の志願者を集めることができました。
その結果、入学者数は3000名を突破し、新設の情報学部をはじめ、全学部が入学定員を充足させることができました。
受験生層にも変化を感じています。ここ数年、上位大学で合格者数をかなり絞る傾向が続き、併願校として本学を受験した学力上位層の生徒がそのまま入学してくるケースが増えています。そのため、一般選抜の合格ラインが上昇傾向にあり、本学を本命とする受験生にとっては、以前より難しさを感じる場面もあったかもしれません。
「関東学院大学で学びたい」と強く志望する受験生の皆さんは、専願型の総合型選抜を狙っていくのが得策だと思います。
2026年度入試から給費生選抜を復活させた目的は2つあります。1つは私立大学の学費負担が困難な受験生を経済的に支援すること、もう1つは学力上位層を獲得することで学生の質を上げることです。
制度としては、成績上位者100名に入学金と授業料相当額を入学後に給付し、2年次以降も成績次第で最大4年間給付を継続します。給費生合格者に採用されない場合も一般選抜合格と同等の学力があると判断した生徒には「一般選抜免除合格」として、入学の権利を付与します。
復活初年度となった前回は363名が受験し、87名が給費生合格を獲得しました。さらに、一般選抜免除合格も104名に付与しました。志願者数こそ想定を下回りましたが、入学者数は想定よりも多く、目的である「学力上位層の獲得」に大きな手応えを感じています。
この結果を見て、給費生選抜に「狭き門」という印象を持つ受験生もいるでしょう。しかし実際には、挑戦してみる価値は十分にあります。初年度だったこともあり、まだまだ広く知られておらず、受験倍率や合格ラインは決して手が届かないレベルには達していません。
経済的に困難を抱える受験生、留学など在学中にさらに大きな挑戦をしたい受験生に広く知ってほしい制度ですね。

総合型選抜は、「基礎学力評価型」、「課題型」、「探究評価型」、「資格型」、「社会活動評価型」など、さまざまな評価軸を用意しています。2027年度選抜からは、ここに「女性科学技術者育成型」も加わります。
本学の総合型選抜に共通して重要なのが、「書類審査」と「面接」です。「基礎学力評価型」を除いた多くの方式でも300点満点のうち、書類審査100点、面接100点という配点で、これらの準備を怠ると合格は望めません。書類審査は、調査書とエントリーシートという構成になっており、ここで本学の志望理由と入学後の学修計画を書いていただきます(「基礎学力評価型」を除く)。エントリーシートは400字という限られた文字数ですが、非常に重要です。
面接では、「なぜそう思ったのか」「その経験を通して何を学んだのか」を深掘りしていきます。エントリーシートをしっかり書き、「理由」と「エピソード」を面接で語れるように準備しておけば心配は要りません。
2027年度の総合型選抜から本学でも「理工系女子枠」選抜を開始します。これは前述の「女性科学技術者育成型」を指すもので、選抜方法は書類審査と面接のみ。理工学部、情報学部、建築・環境学部が対象で、理工系分野への興味関心や意欲を積極的に評価する選抜です。
他にも外国にルーツを持つ生徒たちを対象とした「外国ルーツ生徒」の総合型選抜も新たに導入します。

本学では、まず社会の現場を知り、課題を知ることから始める学びを大切にしています。教室の中で原理・原則を学んでから社会に出るのではなく、まず社会の事例を見て、体験してからその解決方法である原理・原則を学ぶ、この流れを「社会連携教育」と呼び、全学で展開しています。
社会の課題を知り、現場で困っている人々に共感してこそ、その課題を解決するための大学の学びを「自分ごと化」できるのです。
大学は、「自分が4年間成長できる場所か」という基準で選ぶのが大原則です。刺激し合える仲間と出会い、社会に触れる実践的な学びを経験して、理想の就職を実現した先輩たちもたくさんいます。近年はますます就職実績も好調で、「社会連携教育」が企業から高く評価されているのを実感しています。
高校生の皆さんには、「学びの環境」を見極めるために、ぜひオープンキャンパスにも足を運んでいただきたいですね。実際にキャンパスを歩いて、先輩や教員と直に話をして、関東学院大学で学び、成長する自分をイメージしてほしいと思います。
関東学院大学
アドミッションズセンター長 経営学部
奈良 堂史 准教授
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