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オープンキャンパスの歩き方(前編)

オープンキャンパスに参加するメリットとは?

  • 大学・短期大学進学専門学校進学就職 2019年 07月31日

連日の猛暑ですっかり「夏本番」となった今日この頃。
大学や短大、専門学校のオープンキャンパス(以下、OC)がまさに佳境。
特に8月は夏休みということで連日、どこかの学校でOCが開かれている。
本稿では、普段高校現場でお話する「OCの歩き方」について書いてみたい。

記事の前編・後編

上級学校(大学・短期大学・専門学校)への進学を希望している人にとって、オープンキャンパス(以下、OC)への参加は直接志望校を見れる貴重な機会となるのでとても大切だ。
実際に足を運びほんの少しの確認をするだけで、「こんなはずではなかった」という思い込みを解消できたり、思わぬ情報を入手できることもある。

OCで見るべきポイントを、以下にまとめてみる。

 

【まずは希望する学校や学部のキャンパス位置を確認!】

OCに参加するメリットはいろいろあるが、一番基本的な事として自宅からの通学時間の確認がある。

「なんだ、そんなことか」と言われそうだが、これが案外バカにならない。
たとえば、大きい大学はキャンパスが無数にある。行きたい学部が都心のキャンパスにあるものと盲信していたら、郊外のキャンパスだった…という冗談みたいな話があちこちで聞かれる。
(残念ながらわが社の仲間にも「被害者」がいて、調べなかった報いで片道2時間通学を強いられたそうな)
特に学力の高い人ほど、併願校を甘く見て足を運ばずに受験だけする傾向があるがこれは危険。

まずは基本中の基本として、自分が行きたい大学の学部が「どこにあるのか」を確認するだけでも充分に参加する意味がある。(専門学校でもキャンパスが複数存在する場合がある)


【高1・2生は希望進路を確認する好機。就職希望者もできれば足を運んでほしい】

OCに参加するのは基本的に高1・2生が多い。志望校選びはもちろんのこと、希望分野の確認もぜひしてほしいところ。なんとなくの志望理由だったものが「見て・試して」はじめてわかることは多い。

就職希望者でも、家計の問題で進学を断念しようと思っていたら、大学や専門学校の中で思わぬ奨学金支援制度を発見して進路変更をする、などといった例も少なくない。
(たとえば看護系専門学校であれば、系列病院に3年間就職すれば授業料を免除とか。
 自動車系の専門学校を卒業して、系列の自動車メーカーの整備士を3年以上勤めれば授業料を免除、など)
高1・2生はまだ迷えることが特権でもある。足を運ぶことで進路選択の幅が広がることもあるのだ。

 

【OCは最低でも3校は見てほしい!大学・短大と専門学校の見比べ方】

OCに行ってほしいという話をしたが、1校だけでは物足りない。なぜなら「比較」ができないから。

この「比較」が実に重要で、これをやらないと本当に自分にふさわしい学校というのが明確に見えてこない。
上級学校(大学・短大・専門学校)への進学は数百万の投資でもある。であれば、家や車を買うときのようにしっかり見比べをした方が「得になる」ことは確実だ。
(下品な喩えで恐縮だが、高校生に話すときは彼氏・彼女を選ぶのに1人よりは3人の候補を見比べた方がいいでしょ?なんて話もする。Aさんはイケメンだけど会話は微妙。Bさんはふつうだけど超良い人。Cさんは朴訥だけど実は超お金持ちで気前が良い。ここまで調べた上で、誰と居ると楽しいかを考えた方が選択肢は広がるよね?などなど。本質は同じ、だと思いたい)

 

では、具体的にどんな見比べ方をすればいいのか。

順をおってお話したい。

記事の前編・後編

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